犬猫の避妊、去勢手術は必要…?
- スタッフブログ
だんだん涼しくなってきて過ごしやすい季節になって来ましたね😄
今回はわんちゃん、ねこちゃんの避妊、去勢手術についてお話ししたいと思います❕
・避妊去勢手術とは?
わんちゃん、ねこちゃんの卵巣(子宮)または精巣を取り除き、生殖機能を無くすための手術です。
健康な体に全身麻酔をかけ、メスを入れる手術なので悩んでしまう飼い主さんも多いと思います。
ですがこの手術には望まない妊娠を防ぐ以外にもたくさんのメリットがあります。
・避妊去勢手術のメリット・デメリット
メリット
✓望まない妊娠を防げる
✓マーキング、スプレー行為の防止
✓性格の温厚化
✓発情期のストレスが無くなる
✓不妊手術をした方が平均寿命が長い
✓病気の予防(乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、前立腺肥大、精巣腫瘍、会陰ヘルニアなど)
特に大型犬や猫の乳腺腫瘍は悪性の確率が高く、転移する可能性も高い恐ろしい病気です。
子宮蓄膿症も高齢の手術をしていないわんちゃん、ねこちゃんに多い病気です。気づいた時には重症化していることが多く、腹膜炎を起こすと短期間のうちに亡くなってしまうことがある病気です。
早めの不妊手術をする事で防げる病気や、発生率を大きく下げることができます。
デメリット
✓肥満になりやすくなる
✓麻酔、手術のリスク
✓尿漏れのリスク(ホルモン反応性尿失禁)
・手術の流れ
全身麻酔をかけて行うので前日の21時以降絶食してください。お水は当日の朝9時まで大丈夫です。
連れてきていただく時間は9時~10時の間にお願いしております。
その後は一般身体検査→血液検査・必要に応じたその他の検査→鎮静剤投与・麻酔→処置→麻酔からの覚醒→報告のお電話 という形になります。
基本的に日帰りになりますがご心配がありましたら1泊入院も可能です。
・術後のケアについて
術後抜糸が必要な子は傷口を舐めて感染症を起こさないようにエリザベスウェアを着用するか、エリザベスカラーをつけてのお返しになります。
そして7~10日後に抜糸を行います。※男の子のねこちゃんは溶ける糸で行うため抜糸は必要ありません
翌日以降食事はいつも通りで問題ありません。
また、わんちゃんの避妊去勢後はお薬も出ますので投薬をお願いします💊
お薬の投薬が難しい場合はご相談下さい。(ねこちゃんはお薬投薬の代わりに注射になります💉)
・助成金について
お住まいの県や市によっては避妊、去勢手術に対して補助金が出る場合があります。
当院では松阪市、玉城町にお住まいの方に不妊手術費等助成金交付申請書をお渡しさせて頂いております。
また松阪市、玉城町以外にお住まいの方も用紙をお持ちいただければ記入させてもらいます。
交付条件は市によって異なりますのでご確認をお願いします。
・最後に…
避妊、去勢手術のメリットデメリットをよく理解して頂き、何かわからないことがあればお気軽に当院にご相談ください❗
手術のご予約はお電話でも対応させてもらってます☎