犬の外耳炎
- スタッフブログ
暑くてジメジメした日が続く季節、動物の皮膚炎や外耳炎が悪化しやすくなります👿
今回は外耳炎についてお話していきたいと思います。
おうちでこんなことありませんか?
✓頭をよく振る ✓においがする
✓耳をかく ✓赤黒い耳垢がみられる
✓痛がる ✓耳を床にこすりつける
✓耳のあたりを触ると嫌がる
他にも耳の入り口がフケっぽい、あぶらっぽい、象の皮膚のようになっている、腫れているなどの症状がみられます。
思い当たることがある子は外耳炎を起こしているかもしれません🤔
外耳炎の原因って何がある?
- アレルギーやアトピー
- 異物や外傷(植物の種やゴミ)
- 細菌や疥癬などに感染
- シャンプーや水浴び時に水が入った
- 耳の中に毛が生えている
- 腫瘍ができている
季節ごとにも注意が必要です。春と夏は気温の上昇とともに耳の中も蒸れやすくなり、再発、悪化が多くなります。
冬秋は、こたつの中やヒーターの前にいると蒸れやすくなるので気をつけてあげてください🤗
外耳炎の治療
当院では耳の洗浄後に点耳薬をお家で続けてもらい、症状がひどい場合は内服薬をお出しすることもあります。
おうちで点耳が難しい場合は、1か月効果があるお薬もありますのでご相談くださいね。
早く気付くために
おうちでの耳のケアは早期発見につながります。可能な子であればぜひしていただきたいですが、犬の耳道は人間と違いL字型になっているため、奥まできれいにすることは難しいです。症状が出ていない場合、奥の方から出てきた表面の耳垢を1か月に1回ほどふき取る程度で充分です!
最後に…
外耳炎は再発が非常に多い疾患です。症状が改善したからとお薬を止めるのではなく、病院で耳のそうじ、定期的なチェックをするようにしましょう❗️