災害時、ペットはどうする？避難や災害対策について

2025.11.04

災害があったニュースを見るたびに「もし自分の住んでいる地域で災害が起こったとき、この子たちはどうしたらいいんだろう」と思ったことはありませんか？

災害の避難時、基本的には同行避難が推奨されています。ではその避難の際に事前に何をすればいいのか、何が必要になるのか確認してみましょう。

何をしておけばいい？

🟨家族での話し合い

各自治体でペットの受け入れ対応があるかを含め、事前に避難先を調べて決めておきます。

避難所によってはペットの受け入れをしていない所もあります。その場合は災害時のペットの預け先を決めておかなければいけません。

また同伴避難が可能なところもあるので、ぜひ調べてみてください😊

※同伴避難・・・飼い主がペットと一緒に避難生活を送ること

🟨トレーニング

避難先では小型犬や猫などの小動物はキャリーやケージに入り、中型犬や大型犬はリードにつないで集団で過ごすことがほとんどです。キャリーに入って過ごす練習を日頃からしておくことが大切です。またほかの犬や人に吠えない、排泄は決まった場所でするなどの基本的なしつけをしてきましょう。

🟨健康管理

１.感染症、寄生虫予防

避難先ではたくさんの動物が集まるため、感染症が広がりやすくなります。寄生虫や一部の感染症では動物だけでなく人間にも健康被害を及ぼす可能性があります。

正常時から狂犬病予防ワクチン(犬の場合)や混合ワクチン接種とノミ、ダニ、フィラリアなどの寄生虫の予防、駆除を行っておきましょう。

ワクチンの証明書は提示を求められることもあるので、避難時に持ち出せるように管理しておくことが大切です🙂

２.避妊去勢手術

大きな災害後では、飼い主とはぐれてしまい放浪状態となった犬や猫が繁殖してしまうことがあります。

また複数の動物が一緒に生活する中で、不妊手術を行っておくことによって性的なストレスと問題行動、トラブルの軽減につながります。

繁殖をする予定がないのであれば避妊去勢手術を受けさせることが推奨されています。

🟨迷子対策

万が一迷子のなった時、飼い主さんがすぐにわかるように首輪に連絡先を記入した迷子札、犬の場合は狂犬病予防注射済票をつけましょう。マイクロチップを入れるのも有効です。マイクロチップを挿入した際は、日本獣医師会などへ情報を登録する必要があります。

🟨避難時に持ち出すものを準備

１.ペットフード、水

必要な子は療法食や薬も一緒に用意します。フードと水は最低5日分、できれば7日分は用意が必要と言われています。

２.キャリーバッグまたはケージ、首輪とリード

上記の通り避難先では動物たちはキャリーやケージ、リードにつないで過ごすことがほとんどです。

首輪には飼い主さんの情報、犬の場合は狂犬病予防接種の済票を付けておきます。

３.排泄物の処理用具

猫用トイレやペットシーツ、排泄物を捨てるための紙やビニール袋も一緒に用意しておきましょう。

４.飼い主さんとペットの情報

ワクチン接種歴や既往歴などの情報がわかるもの、飼い主さんの連絡先が記入されているものがあればベストです。飼い主さんと一緒に写っている写真があると捜索や飼い主確認の際に使用できます。

５.その他ペット用品

いつも使っているタオルやブラシ、おもちゃなどのペット用品です。猫の場合は洗濯ネットがあると便利です。

またガムテープ、ペン、新聞紙があると人用にも使えます！

これらのものはいざという時持ち出せるように準備しておきましょう👜

ペットの防災対策については環境省のホームページに詳しく掲載されています。

また三重県のホームページにも載っているのでぜひ見てみてください👀

地震大国の日本、いつ大きな災害が起こっても大事な家族を守れるように対策と準備をしておきましょう❗❗